エクセルの関数には面白い関数が数多く存在する。

そのうちの1つが、「CONCATENATE関数」と呼ばれる、
セルに入力された文字列同士を結合、つなげる関数
になります。

この関数の存在を知った時、
「エクセルの関数は何でも出来る無限大の可能性がある」と感じました。

使用頻度は少ないかもしれませんが、
知っていて、ふとした時に必要になるかもしれません。

その時、何の躊躇もなく使いこなせておけば
何不自由なくエクセルを自由自在に操作することも可能です。

この記事では、CONCATENATE関数の
基本的な使い方について解説していきます。




CONCATENATE関数はこんな時に役に立つ!

  • 文字列をセル単位で管理したい時
  • 文字列に変更が入った時、わざわざセルを削除して入力し直す手間が発生する
  • 手間を省くため、CONCATENATE関数を使って変更箇所のみ修正できるようにしたい

「文字列同士を結合、つなぐ」という観点よりも
「文字列の管理」という観点で使うと使い勝手はますます増すと思います。

それでは、基本的な使い方について解説していきます。



CONCATENATE関数の基本的な使い方について

CONCATENATE(文字列1,[文字列2],…)

文字列にはセルを指定することで
文字列同士、セル同士を結合、つなげることができます。

実際の活用事例を見てみて、
CONCATENATE関数の使い勝手がいい操作を見て行きたいと思います。

CONCATENATE関数の活用事例について

上図の通り、郵便番号、住所、名前が羅列された表があります。

これらをCONCATENATE関数を用いて結合させます。

CONCATENATE(B3,” ”,C3,” ”,D3)



文字列に、「,” ”,」ダブルクォーテーションを使っている、
文字列がありますが、これは全角スペースを空ける指示になります。

結果、
111-1111 △△-△-△ 鈴木太郎

全角スペースが空いた文字列になっています。

この活用事例は、それぞれのセルを修正、変更するだけで
CONCATENATE関数の文字列も合わせて変更可能であるため、文字列の管理に最適です。

CONCATENATE関数 まとめ

文字列を結合、つなぐ「CONCATENATE関数」を解説してきました。

マイナーな関数であるため、使用頻度は低いですが、
何かセル同士を結合する場合に有効です。

エクセルの関数は覚えてなんぼです。

「作業の中で、こんなこと、あんなことを関数で表現したい」

そうなった時に、やはり関数に対する知見が多ければ多いほど有利です。
なければ作業も出来ません。

知っていれば、その分効率よく業務を進めることが可能です。

今回の「CONCATENATE関数」もそんな
知見の1つとして、覚えておくと今後便利な時がくるかもしれません。