日本語で言うと「もしも~だったら」という意味の「IF関数」。

関数の結果出力を条件式で処理を分けて出力するのに用いられる関数です。
大抵の条件式は、IF関数を使いこなせば処理できない処理はないほど優秀な関数です。

この記事では、IF関数の初心者向けの基本的な使い方から、
上級者向けのテクニカルな使い方まで解説していきます。

Contents


IF関数の基本的な使い方について

IF関数の使い方は下記図の通りとなります。

① 「=」を入力
② 「=」の後に「if」と入力
③ 上図のように、IF(論理式,[真の場合],[偽の場合])と表示されるため、上図の通り、数字を入力していく
④ キーボードの「enter」ボタンを押すことで条件式の結果が出力される

では、実際の活用事例について解説していきたいと思います。


IF関数の基本的な活用事例について ~点数の高低を条件に合格を判定する~

例えば、上図のように5日間の各教科の点数を作成した表があるとします。

5日間の合計が、300点以上の場合「合格」、以下は赤点となり「不合格」とする
条件式をIF関数を用いて、簡単に算出する関数を作るとします。

IF関数の使い方は上図の通りになります。
「論理式」および判定結果の出力方法について、順を追って解説していきます。


点数の高低を判定する論理式の入力方法について

まず論理式には、300点以上もしくは以下で条件を判定させる数式を入力します。
ここでは、300点以上で「合格」、以下だと「不合格」とする論理式です。

そのために、「=IF(SUM(C3:G3)>300,」 と数式バーに入力します。

指定したセル範囲 「SUM(C3:G3)」の合計が、
「>300」、300以上の場合、[真の場合]へ条件判定されます。
300以下の場合、[偽の場合]の条件判定へ進むという意味です。

ここが論理式の使い方、考え方で一番悩む部分です。
慣れれば簡単ですので、何度も使ってみてマスターしていきましょう!

次に、[真の場合][偽の場合]について解説していきます。


IF関数の[真の場合][偽の場合]について

今回は、判定結果を「合格」もしくは「不合格」とするため、

数式バーの[真の場合]には、”合格”
[偽の場合]には、”不合格・・・”

今回は出力結果をテキスト形式にて出力します。
テキスト形式の場合、「””」ダブルコーテーションを使って
テキストを下記のように囲うように入力します。

“合格”
“不合格・・・”

上記のように数式バーでは入力することになります。


判定結果

「国語」の合計点数は、335点になるので、
「合格!」という条件判定が表示されます。

教科の中で、不合格となるのが数学だけなので
数学のみ「不合格」が表示される条件式となっています。


次回の記事では、IF関数の上級者向けの使い方について
解説したいと思います。