使用頻度の高い関数「SUMIF」。

SUMだけでは物足りず、IFでも表現が難しい。
そんな、合計の計算に便利なのがSUMIF関数。

SUMIF関数をマスターできれば
煩わしい計算も一発で解決してくれる頼れる相棒のような存在です。

この記事では、SUMIF関数の基本的な使い方、
活用事例について解説していきます。

Contents


SUMIF関数が活躍する例ってなにがありますか?

SUMIF関数は下記シーン、例について非常に活躍してくれる関数です。

  • 単純な合計ではなく、条件を持たせた合計を算出したい
  • 手入力で合計を出していた方法を一発で解決させたい
  • SUM関数からは卒業して一歩難易度の高い関数に挑戦したい

こんなことを考えている方には
持ってこいの期待に応えてくれるSUMIF関数。

まずは、SUMIF関数の使い方について解説していきます。


SUMIF関数の基本的な使い方について

SUMIF関数 = 範囲、検索条件、[合計範囲]

上記関数を用いて計算され、それぞれの意味は下記のとおりです。

範囲   : 検索の対象とするセル範囲を指定します。
検索条件 : こちらがIF関数の役割を担っています。
合計範囲 : 合計するセル範囲を指定します。


SUMIF関数の活用事例について

それでは、実際の活用事例について解説していきます。

上図は、店舗ごとの商品の売上を示した表になります。

「パン」「ラーメン」「定食」といった商品カテゴリーが似ているものの売上合計を出したい時に、
SUMIF関数は大いに活躍する関数になります。

SUMIF(B3:B9,”*パン*”,C3:C9)

これだけで、「パン」というカテゴリーの売上合計が一発で算出されます。

「”*パン*”」で使われている「*」は「ワイルドカード」と呼ばれ、
「*で囲まれたテキスト、数値を含む」という条件を指します。

そのため、「パン」という文字が含まれる検索条件で合計を出す、
という条件式になっています。

その他の「ラーメン」「定食」についても、
「”*ラーメン*”」「”*定食*”」とすれば、それぞれの売上合計を算出することができます。


「条件式+合計」のSUMIF関数 まとめ

条件式を使った合計を算出するSUMIF関数の解説でした。

例えば、今まで「A店舗」の合計はSUM関数で算出していたが、
細かいカテゴリーで分析する時には、手計算で合計を出していた、という方も多いかと思います。

しかし、経験したことのある方も多いかもしれませんが手計算は間違いの温床です。

SUMIF関数を使えば、手計算もなくなり自動で合計算出してくれるため、良いこと尽くしです!
ぜひ、マスターしたい関数の1つです。