【条件付き書式:エクセル】色で判定・識別させる「条件付き書式」で効率アップ!

この記事では、エクセルの機能の1つ、
「条件付き書式」について解説していきます。




「条件付き書式」とは

条件付き書式とは、
「この条件の場合、●●させる、指定する」

●●の部分が条件付き書式によって、色々と変更することができます。

例えば、

・10以上の数値の場合、セル背景色を赤に変化させる。
・「数学」「英語」「国語」のうち、「英語」だけのフォント色を変化させる。
・5以上10未満の数値の場合、フォントを太字、色を変化させる。

など、IF関数の条件式に近いものの
IF関数で出来なかった「色を用いて判定・識別させる」ことが可能です。




条件付き書式の基本的な使い方について

では、実際に条件付き書式を使っていきましょう。

上図が条件付き書式のコマンドです。
いろいろと選択項目がありますが、「新しいルール」を選択します。

新しいルールを選択すると、上図のような「新しい書式ルール」というコマンドが表示されます。
このルールから、「●●させる、指定する」条件式を作成していきます。




条件付き書式の活用事例 ~色で識別・判定させて作業効率アップ!~

条件付き書式を活用すれば、
色を変更することで、一目でその違いを把握することが出来るメリットがあります。

IF関数よりも使い方によっては、作業効率のアップにつながるメリットもあるため、
ぜひマスターしたいエクセル機能です。

では、上図を用いて、活用事例を解説していきます。
この表は、教科ごとに点数を記録した記録帳のようなものです。




セル背景色を変更させる条件付き書式

まず、表上の点数が「90点以上」の教科、日を条件にセル背景色を変更させる条件付き書式を作成していきます。

上図を見てみてください。
下記流れで条件付き書式を作成していきます。

① ルールの種類は、「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択
② ルールの内容は、「次の値以上」、「90」と入力

そして、「書式」を選択します。
書式を選択すると下図のコマンドが表示されます。

このコマンドでは、色の判定をさせます。
セル背景色を赤に変更したいので、「塗りつぶし」を選択し、色「赤」を選択して「OK」をクリック。

結果、下図のように「90点以上の教科のセル背景色を赤に変更する」条件式に合致した数値が変更されます。

フォントのサイズ、色、テーマ等変更させる条件付き書式

上記では、セル背景色の変更について解説してきました。
セル背景色だけでなく、フォント全般についても変更することが可能です。

例えば、フォントの大きさを変更したい場合、
上図の「サイズ」を変更することで、条件式に合致した数値のフォントサイズが変更されます。

フォントの色を変更したい場合、
上図の「色」を変更することで、条件式に合致した数値のフォントの色が変更されます。

フォントのテーマを変更したい場合、
上図の「フォント名」を変更することで、条件式に合致した数値のフォントのテーマが変更されます。

結果出力の一例は下図の通りとなります。

条件付き書式 まとめ

条件付き書式の基本的な使い方、導入部分を解説いたしました。

この条件付き書式、まだまだ機能はたくさんありますが、
この記事で解説した内容をひとまずマスターするだけでも十分活用の幅は広がります。

また、基本をマスターできればおのずと応用にも効いてくるため、
ぜひトライしてみてください。