エクセルに慣れてくると、それに比例してか
扱う情報量も自然と増えてきます。

シート間にまたがって関数やら機能やら駆使するようになりますが、
膨大な情報量の中から必要な情報だけを抜き出そうとする時、結構大変です。

また、合計関数SUMを使って、1つずつ指定して合計を出すのも不毛です。

しかし、必要な情報だけ、表示してくれる機能があります!
それが「フィルター機能」です。

この記事では、フィルター機能の基本的な使い方を
解説していきます。


フィルター機能はこんな時に役に立つ!

  • 膨大な情報量の中から必要な情報だけを指定して表示したい
  • 情報の並び順を一定法則で並び替えたい

情報が多ければ多いほどフィルター機能は力を発揮します。

アナログに1つずつ手作業でしていた作業も
一発で解決してくれることでしょう。

それでは、早速基本的な使い方について解説していきます!


フィルター機能の基本的な使い方について

日付ごとに各商店の品目の値段が決められた表があるとします。

この表から、例えば、A商店の魚だけの値段が知りたい、となった時
あなたならどうしますか?

まさか、それ以外の行項目を削除したりしないですよね?

フィルター機能を使えば一発で必要な情報だけを表示してくれます。



「フィルター」のボタンは上図の場所にあります。
セルの範囲指定をして「フィルター」を押すと、上図のように選択した項目に「▼」が表示されます。



「▼」を押すと上図のようにフィルターオプションが表示され、
オプションからフィルターの設定が可能になります。



それでは、先ほどの例、「A商店の魚だけの値段」を抽出したいと思います。

「魚」にチェックを入れ「OK」をクリックすると

上図の通り、「A商店の魚だけの値段」が表示されます。



フィルターの基本的な設定について解説しました。
それでは、次は情報を並べ替える方法について解説していきます。


フィルター機能を使って情報を並べ替える方法

先ほどと同じフィルターのオプションから並べ替えすることが可能です。

上図の「昇順」「降順」がありますよね。
これらを選択することで情報を一発で
数字が「小さい順」「大きい順」に並び変わります



A商店を起点にして「昇順」を選択した状態

A商店を起点にして「降順」を選択した状態

上図のとおり、数字が並べ変わっているのが分かりますね。
このように、フィルター機能を使えば情報の並べ替えも簡単に行うことができます。


情報の抽出、並べ替えを可能にするフィルター機能 まとめ

フィルター機能の基本的な使い方について解説してきました。

今回解説した例はほんの一例ですが、
仕事上、扱う情報量は膨大です。

いかに素早く、正確に情報を扱うか、エクセルを使いこなせれば
出世の道も開ける可能性は高まります。

このフィルター機能も使用頻度が高いため、
ぜひ使い慣れてマスターしていきましょう。

次回の記事では、さらに踏み込んだフィルター機能を活用した
関数について解説していきます。